JPCOARスキーマVersion2.0対応に関連する問題まとめ

JPCOARスキーマVersion2.0対応に関連する問題まとめ

本ページでは、JAIRO Cloudにおいて確認しているJPCOARスキーマVersion2.0対応に関連する問題についてまとめます(最終更新:2026年3月19日)。

関連情報


資源タイプの新規語彙「journal」を登録したアイテムのOAI-PMH出力

対応内容:v2.0.0アップデートにてOAI-PMHで「metadataPrefix=jpcoar_1.0」を指定して出力すると「periodical」として出力するよう修正しました。

概要

  • JPCOARスキーマVersion2.0で追加された資源タイプの語彙「journal」について、資源タイプ「journal」を登録したアイテムをOAI-PMHで「metadataPrefix=jpcoar_1.0」を指定して出力すると2.0の語彙のまま出力される。

  • 資源タイプの語彙「journal」はJPCOARスキーマVersion1.0.2に存在しない語彙のため、IRDBでのハーベストでエラーが発生する(2025年1月時点では、IRDBは「metadataPrefix=jpcoar_1.0」でハーベストしている)。

関連情報

  • リリースノート > 2024-09-09(v1.0.7)

    • 制限事項 > 1-4)JPCOAR2.0対応で変更・削除される資源タイプ

    • JPCOARスキーマVersion2.0で削除された資源タイプの語彙「periodical」の代替語彙は「journal」であり、制限事項の影響でアイテム編集時に資源タイプの語彙「periodical」が代替語彙「journal」に変化する。

エラーの回避策

本問題の解消、または、IRDBの「metadataPrefix=jpcoar_2.0」でのハーベスト開始までは、「journal」以外の資源タイプをご設定ください。

※必要に応じて、以下の「本問題解消後に資源タイプを「journal」に戻す場合」もご確認ください。

本問題解消後に資源タイプを「journal」に戻す場合

資源タイプを設定する際、以下の「別表1 DOI を登録可能なコンテンツ種別及びJPCOARスキーマ の資源タイプ(dc:type)」のコンテンツ種別「ジャーナルアーティクル」のJPCOARスキーマの資源タイプのうち「other」以外をご設定ください。推奨は「journal article」と「article」です(「journal」に資源タイプを変更できることの動作確認済)。

なお、資源タイプを「journal」に戻す作業は各利用機関での実施をお願いいたします。

 

作成者識別子・寄与者識別子(nameIdentifierScheme)の修正語彙「e-Rad_Researcher」

対応内容:v1.0.7bアップデートにて「e-Rad_Researcher」を一括追加しました(参考:3-1)「ID Prefix」への追加)。

概要

  • JPCOARスキーマVersion2.0で作成者識別子の語彙「e-Rad」が「e-Rad_Researcher」に変更された。JAIRO Cloudでは左記変更に未対応のため、Administration > 著者DB管理 > 編集、「ID Prefix」タブの画面に「IDスキーマ名」が「e-Rad_Researcher」の作成者識別子がない。

  • 上記により、アイテムメタデータとして「e-Rad」を紐づけた作成者識別子を登録していた場合、アイテム個別編集の際に「作成者識別子scheme」が空欄になる。

    • アイテム個別登録・編集画面では、Administration > 著者DB管理 > 編集、「ID Prefix」タブの「作成者識別子」が「作成者識別子scheme」の選択肢として表示される。

    • JAIRO Cloud(WEKO2)からJAIRO Cloud(WEKO3)への移行機関の場合、特に修正をしていなければ「e-Rad」は「科研費研究者番号」と紐づいている。

備考

  • アイテム個別編集ではアイテムメタデータとして「e-Rad」を紐づけた作成者識別子を登録していた場合「作成者識別子scheme」が空欄になるが、アイテム詳細画面及びOAI-PMH出力では「作成者識別子scheme」は表示される。

エラーの回避策

以下の方法でエラーを回避できます。

1)アイテム個別編集

  1. 空欄となった「作成者識別子Scheme」の下部に表示されている「作成者識別子」のテキストボックスの値をメモ

  2. 「作成者Scheme」のプルダウンで「IDスキーマ名「e-Rad」が紐づく作成者識別子Scheme」を選択 ※ここで「作成者識別子」のテキストボックスの値が消える想定

  3. 「作成者識別子」のテキストボックスに1でメモした値を入力

2)インポートによるアイテム編集

  1. 対象アイテムをエクスポート

  2. インポート用zipファイルを作成し、Administration > アイテム管理 > インポート からインポート

作成者識別子の語彙「e-Rad_Researcher」の一括追加を検討しています。

なお、Administration > 著者DB管理 > 編集、「ID Prefix」タブにて独自に「e-Rad_Researcher」を追加している場合は一括追加の対象外としますので、一括追加の前に削除等実施いただく必要はございません。

所属機関識別子(nameIdentifierScheme)の追加語彙「ROR」

対応内容:v1.0.7bアップデートにて「ROR」を一括追加しました(参考:3-2)「Affiliation ID」への追加)。

概要

  • JPCOARスキーマVersion2.0で追加された所属機関識別子の語彙「ROR」に未対応のため、 Administration > 著者DB管理 > 編集、「Affiliation ID」タブの「IDスキーマ名」の選択肢に「ROR」がない。

  • アイテムメタデータに所属機関識別子「ROR」を登録できない。

所属機関識別子の語彙「ROR」の一括追加を検討しています。

なお、Administration > 著者DB管理 > 編集、「Affiliation ID」タブにて独自に「ROR」を追加している場合は一括追加の対象外としますので、一括追加の前に削除等実施いただく必要はございません。

新規属性「作成者タイプ(creatorType)」がアイテム詳細画面に表示されない

対応内容:v2.0.0アップデートにて「作成者タイプ(creatorType)」がアイテム詳細画面に表示されるように修正しました。

概要

  • JPCOARスキーマVersion2.0で追加された属性「作成者属性(creatorType属性)」にメタデータを登録しても、アイテム詳細画面に表示されない(メタデータ入力・OAI-PMHでの出力は可能)。

新規属性「データセットシリーズ(jpcoar:datasetSeries)」をアイテムに登録できない

対応内容:v2.0.0アップデートにて「データセットシリーズ(jpcoar:datasetSeries)」をアイテムに登録できるように修正しました。

概要

  • JPCOARスキーマVersion2.0で追加された属性「データセットシリーズ(jpcoar:datasetSeries)」について、アイテム登録画面で入力してもアイテムにメタデータを登録することができない。

新規属性「カタログ( jpcoar:catalog)」の一部子要素・属性のメタデータが正しく登録されない

対応内容:v2.0.0アップデートにて「カタログ( jpcoar:catalog)」の子要素・属性のメタデータが正しく登録できるように修正しました。

概要

  • JPCOARスキーマVersion2.0で追加された要素「カタログ」の子要素「権利情報(dc:rights)」「アクセス権(dcterms:accessRights)」および「ライセンス(jpcoar:license)」 の属性「言語(xml:lang)」「ライセンスタイプ(licenseType)」「RDFリソース(rdf:resource)」 について、アイテム編集画面・アイテム詳細画面では登録できたように見えてもメタデータが正しく登録されない。

要素「カタログ」の子要素「権利情報(dc:rights)」「アクセス権(dcterms:accessRights)」および「ライセンス(jpcoar:license)」 の属性「licenseType」 「rdf:resource」 「xml:lang」へのメタデータの登録は避けてください。

※新規属性「カタログ( jpcoar:catalog)」については、以下でも制限事項の案内をしています。併せてご確認ください。

  • リリースノート > 2024-09-09(v1.0.7)

    •  JAIRO Cloud(WEKO3)におけるJPCOARスキーマVersion2.0対応について

    • 制限事項 >1)JPCOARスキーマVersion2.0対応の制限 > 1-3)JPCOAR2.0対応で追加された要素「カタログ (jpcoar:catalog)」

新規要素「原文の言語(dcndl:originalLanguage)」のプロパティがJPCOARスキーマガイドライン通りでない

対応内容:v2.0.0アップデートにて「原文の言語(dcndl:originalLanguage)」のプロパティが正しく登録できるように修正しました。

概要

  • JPCOARスキーマVersion2.0で追加された要素「原文の言語」のプロパティがJPCOARスキーマガイドラインに記載されている構造と一致しない。

新規要素「名前タイプ(nameType)」が著者DB更新時に空欄となる

対応内容:v2.0.0アップデートにて著者レコードを更新してもアイテムの「名前タイプ(nameType)」が削除されないように修正しました。

概要

  • アイテムの作成者・寄与者を著者DBを利用して登録し、かつ、JPCOARスキーマVersion2.0で追加された属性「名前タイプ」を登録した場合、著者レコードを更新した際にアイテムの名前タイプが空欄となる。

作成者識別子・寄与者識別子(nameIdentifierScheme)の修正語彙「e-Rad」→「e-Rad_Researcher」のOAI-PMH出力不備

概要

  • JPCOARスキーマ2.0で、作成者識別子・寄与者識別子(nameIdentifierScheme)の以下の語彙が修正された。

    • e-Rad → e-Rad_Researcher

  • 以下の不具合が確認されている。

    • metadataPrefix=jpcoar_2.0を指定した際、OAI-PMHで修正前の語彙「e-Rad」が出力されてしまう

    • metadataPrefix=jpcoar_1.0を指定した際、OAI-PMHで修正後の語彙「e-Rad_Researcher」が出力されてしまう

関連情報

IRDB連携時の注意

IRDBハーベストは、v2.0.0アップデート後に改めてJPCOARスキーマVersion1.0系から2.0への切り替え作業を行います。