OpenLDAPの設定(IdPv4)

OpenLDAPの設定(IdPv4)

本ページはIdPテスト用のLDAPサーバ構築を行うものですので、別途構築されているLDAPサーバに接続する場合は不要です。次ページより先に進んでください。

OpenLDAPの設定

OpenLDAPは、バージョンによって設定の方法が変わっています。バージョン2.2まではslapd.confに設定内容を定義していましたが、バージョン2.3以降で非推奨となりディレクトリサービス上に設定を格納するようになりました。CentOS 6と7標準のOpenLDAPは2.3以降の、ディレクトリサービス上での設定を基本としています。
以下ではCentOS 7を想定してディレクトリサービス上に設定する方法で記述しています。




0. OpenLDAPパッケージの確認

/etc/openldap/schema ディレクトリが存在しない場合は、以下のようにしてOpenLDAPパッケージをインストールしてください。

# yum install openldap-clients openldap-servers

インストール後、自動起動の設定を行います。

CentOS7の場合

# systemctl enable slapd




1. 追加のスキーマファイル

以下のURLには、edupersonスキーマの内容が記載されています。
/etc/openldap/schema 配下に「eduperson.schema」を作成し、スキーマの内容をコピーしてください。
※edupersonスキーマの追加は必須ではありません。
(既に統合認証基盤が構築されており、必要な属性値が存在する場合など)




2. LDAPサーバのデフォルト設定

ディレクトリサービス上に設定する方法は、slapd.confから変換する方法もありますが、ここではディレクトリサービスのインタフェースを介した手順を説明します。

・LDAPサーバの起動
  事前に起動させておく必要があります。

CentOS7の場合

# systemctl start slapd

 ・データベースの設定

  初期登録されている既存のドメイン情報を変更して、使用します。
  以下のような内容で、ドメイン情報変更用のldifファイルを作成します。

dn: olcDatabase={1}monitor,cn=config changetype: modify replace: olcAccess olcAccess: {0}to * by dn.base="gidNumber=0+uidNumber=0,cn=peercred,cn=external,cn=auth" read by dn.base="cn=olmgr,o=test_o,dc=ac,c=JP" read by * none dn: olcDatabase={2}hdb,cn=config changetype: modify replace: olcSuffix olcSuffix: o=test_o,dc=ac,c=JP←suffix - replace: olcRootDN olcRootDN: cn=olmgr,o=test_o,dc=ac,c=JP←rootdn - add: olcRootPW olcRootPW: {CRYPT}$6$6e4.Of8k69uRYHNq$MxtzkEmGh7sFN7hdumuXyx8PsHqNCs3Mf9sdRcAytz3xs7sbZGathb9G5oc/vrm1zOc7kwVZScy02SJxDGDs60←rootパスワード(暗号化したもの)

  ここで設定したolcRootPWは、LDAPのデータベースに対する管理者パスワードです。
  また、このパスワードは IdPの設定ファイルにも記述します。(後述)

 ※暗号化の例:

「csildap」というパスワードを暗号化 # slappasswd -h {CRYPT} -c '$6$%s$' -s csildap
{CRYPT}$6$6e4.Of8k69uRYHNq$MxtzkEmGh7sFN7hdumuXyx8PsHqNCs3Mf9sdRcAytz3xs7sbZGathb9G5oc/vrm1zOc7kwVZScy02SJxDGDs60
↑これをドメイン情報変更用ldifのolcRootPWに記載

 以下のコマンドを実行して、ドメイン情報を変更します。

# ldapmodify -Y EXTERNAL -H ldapi:// -f ドメイン情報変更用のldifファイルパス

 ・eduPersonスキーマの登録
  スキーマの登録においてもディレクトリサービスのインタフェースを介した手順となります。
  ldifファイルより行うため、eduPersonスキーマを使ってldifファイルを作成します。
  以下のような内容で、ldifファイル作成に必要な設定ファイルを作成します。

  以下のコマンドを実行して、eduPersonスキーマのldifファイルを作成します。

   作成したldifファイルから余分な情報を削除します。
  以下の手順に従って、/etc/openldap/schema/eduperson.ldifを編集してください。

以下のコマンドを実行して、edupersonスキーマを登録します。






3. LDAPのテストデータ作成

以下のサンプルを基に、テスト用データを作成し、LDAPへ登録します。
Shibboleth を利用したID/パスワードでの認証に使用されるIDはuid 、パスワードは userPassword になります。
※IDに使用する属性については、ldap.propertiesidp.authn.LDAP.userFilterの修正で他の属性に変更できます。
 ただし、同様に送信属性値取得の設定がattribute-resolver.xmlもしくはldap.propertiesのidp.attribute.resolver.LDAP.searchFilterで行われており、
 こちらのLDAP検索キーも同様に変更しなければ不整合が起きるので、注意してください。



・test.ldif ファイル作成
  ※環境にもよりますが、文字コードは「UTF-8」で作成してください。

・LDAPへの登録

ldapaddコマンドで以下のエラーが出る場合は

adding new entry "uid=test001,ou=Test Unit1,o=test_o,dc=ac,c=JP" ldap_add: Invalid syntax (21) additional info: objectClass: value #1 invalid per syntax

以下のコマンドでスキーマを読み込んで、さらにtest.ldifのtest001より上の行を削除から、再度お試しください。